介護の仕事を覚えるコツ

介護

介護のお仕事は、介護が必要なご利用者に、適切なサービスを提供するお仕事です。

適切なサービスを提供するためには、正しい知識、技術、専門性を身につけていく必要があります。

知識や技術、専門性は時間をかけて身につけていくものです。

そのため、新人の頃は、なかなか仕事を覚えられなくて、悩んでいる人も多いです。

この記事では、介護の仕事を始めたばかりの新人さんが、1日でも早く仕事を覚えられるように、介護の仕事を覚えるコツをご紹介します。

仕事を覚えるのが大変

介護のお仕事は、シフト制であることがほとんどです。ご利用者の生活を24時間支える必要があるため、シフトのパターンも多く、自分の生活も不規則になりがちです。

シフトのパターンが多いということは、その分、たくさんの仕事や流れを覚えなければなりません。

早番では:起床介助、整容、朝食介助、臥床、おやつ提供、排泄介助、昼食介助
日勤では:朝食介助、臥床、おやつ提供、排泄介助、昼食介助、入浴介助
遅番では:昼食介助、入浴介助、おやつ提供、夕食介助、就寝介助
夜勤では:夕食介助、就寝介助、巡回、排泄介助、朝食準備、起床介助

というように、勤務の種類によって、仕事内容や仕事の流れが異なります。

さらに、食事の準備や洗い物、洗濯、リネン交換等の雑務もこなさなければなりません。

ただ業務をこなせば良いというわけではなく、コール対応やその場の状況に応じた臨機応変な対応も求められます。

解決方法:業務に優先順位をつける

介護の仕事を覚えるために、まず業務の優先順位をつけ、重要なことから覚えるという方法があります。

  1. ご利用者一人ひとりを知り、特徴や注意点をおさえる
  2. 業務全体の流れを覚える
  3. 雑務や作業をできるようになる

というように優先順位をつけて進めていくと良いと思います。

1.ご利用者一人ひとりを知り、特徴や注意点をおさえる

介護の仕事を覚える際、1番最初にすべきことは、ご利用者を知るということです。

顔と名前を覚えることから始まり、外見や特徴を押さえ、食べ物の好み、アレルギーの有無、食事中の注意点、入浴時の注意点、排泄時の注意点、移乗方法等と紐付けて覚えていきます。

1日1名覚える10日で全員覚える等、自分なりの目標を立てるのも良いでしょう。

2.業務全体の流れを覚える

介護の仕事を効率的に覚えるために重要なことは、目の前の業務だけではなく、業務の全体像を把握することです。

そうすると、ひとつひとつの業務の意味や必要性が理解できるようになります。

例えば、記録という業務はどうして必要なのでしょうか。

記録という業務が必要な理由は、たくさんありますが、記録業務は、ご利用者ひとりひとりの状態や、ニーズを把握し、適切なケアに繋げるために必要なものです。

排泄ケアでいえば、排泄の記録があることで、排泄時間や量から、体調の変化に気付くことができたり、下剤の調整等にも役立ちます。

業務全体の流れを把握することでひとつひとつの業務に根拠を持って取り組めるようになります。

3.雑務や作業をできるようになる

入居者を知り、業務全体の流れを覚えたら、雑務や作業をできるようになりましょう。

業務全体の流れを把握できていれば、覚えやすいのではないでしょうか。

1日の中でその雑務や作業がしやすい時間やタイミングを見つけて取り組んでいきましょう。

前後の業務との流れや、根拠を持って取り組むことで、確実に覚えていくことができます。

まとめ

介護の仕事は、奥が深く、覚えることもたくさんあります。大変な仕事ですが、やりがいもたくさんある魅力的な仕事です。

参考:介護ってどんな仕事?5つの魅力をご紹介!

最初から全てを理解しようと焦らずに、業務に優先順位をつけて整理して、ひとつひとつ確実に積み重ねていくことが大切です。

わからないことはそのままにせず、上司に相談するとのも良いと思います。

この記事を参考に、自分のペースで頑張ってみてください。

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